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《政府、産業スパイ対策強化…「営業秘密」幅広く》
2014.10.29 読売新聞

 政府は、製造ノウハウや技術などの「営業秘密」を盗み出す産業スパイへの対策を強化する。

 営業秘密が法的に保護されるには、政府の指針に沿った方法で厳しく管理する必要があるが、12月をめどに指針を改定する。

 幅広く営業秘密と認められるように要件を緩和し、被害が拡大しないようにする。日本企業が開発した技術が、中国や韓国などに流出する事例は増え続けているとみられ、対応を急ぐ。

 不正競争防止法は営業秘密を盗むことを禁じている。政府は、指針の改定とは別に、同法で定めた罰則(10年以下の懲役または1000万円以下の罰金刑)を強化し、来年の通常国会に提出することも検討する。

 盗まれた書類や情報が営業秘密にあたると認められるには、厳しく管理されていることが条件になる。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20141029-OYT1T50072.html