2014/11/06 15:25

人口が減らない出生率2.0を目標としないのはおかしい。→政府は人口の将来像を示す「長期ビジョン」の骨子案を提示。2060年時点で1億人程度の人口を維持し、合計特殊出生率(13年1.43)は1.8程度とする当面の目標を掲げた。

《東京集中是正し育児支援「総合戦略」骨子案提示 地方創生会議》
2014.11.06 産経新聞

 政府は6日、有識者や閣僚でつくる地方創生会議(議長・安倍晋三首相)を官邸で開き、人口減少対策や地域活性策の5カ年計画「総合戦略」の骨子案を示した。東京一極集中の是正や、若い世代が安心して働き、子育てができる環境の実現などを打ち出したが、多くは項目のみで詳細は示されていない。来月の戦略決定に向け、政府は施策の具体化や数値目標の検討を急ぐ。

 骨子案は「人口減少と地域経済の縮小の悪循環を断ち切る」と強調。民間や政府が持つ企業情報や人口移動の膨大なデータを使い、地域経済の現状や課題を分析するシステム整備など、国と自治体が連携して地域の特性に応じた取り組みを進めるとした。

 出産や子育てのしやすい環境づくりや企業の地方採用枠の拡大、地方大学の活性化といった項目も列挙したが、詳しい内容は盛り込まなかった。

 政府は人口の将来像を示す「長期ビジョン」の骨子案も提示。地方の人口が減り続けると、都市部も人材供給が止まり衰退すると指摘した。2060年時点で1億人程度の人口を維持し、女性が生涯に産む子どもの数を示す「合計特殊出生率」(13年1・43)は1・8程度とする当面の目標を掲げた。
http://www.sankei.com/life/news/141106/lif1411060009-n1.html