《日産、NASAと自動運転車を共同開発》
2015.01.10 読売新聞
【ニューヨーク=越前谷知子】日産自動車は、米航空宇宙局(NASA)と自動運転車を共同開発すると発表した。
2015年末までに試作車をつくり、NASAの施設で実証実験を行う。16年から段階的に実用化し、20年に自動運転車の発売を目指す。
5年間かけて、自動運転システムやソフトウェア分析などを共同開発する。自動運転車のほか、宇宙での活用も対象となる。NASAの施設では、惑星探査ロボットの技術を活用し、車の遠隔操作の実験などを行うという。
日産のカルロス・ゴーン社長は声明で「提携により、安全で信頼できる自動運転技術の開発を加速できる」と述べた。
日産は市街など複雑な道路を含めたほぼすべての地域、状況で自動運転出来る車を、20年に発売することを目指している。