南シナ海への自衛隊の派遣が、中国の尖閣強奪、沖縄併合等の出鱈目な要求と恫喝、工作に対する有効な対抗策となることを中国政府が表明しました。
—
《「南シナ海、自衛隊に期待」=米司令官が発言、中国反発》
2015.01.30 時事通信
【北京時事】ロイター通信は30日までに、米第7艦隊のロバート・トーマス司令官がインタビューで「南シナ海での自衛隊の活動は将来、有意義になる」と述べ、中国に対抗するため自衛隊が南シナ海へパトロールを拡大することに期待を表明したと伝えた。これに対し、中国は「域外の国は情勢を緊張させることをすべきでない」と反発している。
ロイター通信によると、同司令官は「この地域の同盟国は日本に対し、ますます(地域を)安定させる役割を期待するようになる」と述べた。
これに対し、中国外務省の華春瑩・副報道局長は30日の記者会見で「南シナ海情勢は安定している」と指摘。米国などに対し「平和と安定を守る地域の国の努力を尊重すべきだ」と述べ、南シナ海問題に介入すべきではないとの考えを示した。
同日付の共産党機関紙・人民日報系の環球時報も「もし日本が航空自衛隊の南シナ海派遣を強行するなら、中国は厳しい措置を取り、返礼する必要がある」と強調。南シナ海の防空識別圏設定や基地建設、北東アジアでのロシアとの軍事協力強化などの対抗策を挙げた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015013001062
—
《将来、自衛隊の南シナ海監視を歓迎…米国防総省》
2015.02.01 読売新聞
【ワシントン=今井隆】米国防総省のカービー報道官は1月30日の記者会見で、自衛隊が将来的に南シナ海上空で監視活動を行うことについて、「歓迎し、地域の安定に貢献する」と語った。
南シナ海のほぼ全体に主権が及ぶと主張している中国政府の反発は必至だ。
南シナ海での自衛隊機による警戒監視を巡っては、米海軍第7艦隊のトーマス司令官が29日、ロイター通信のインタビューに対し、「南シナ海での自衛隊の活動は将来、理にかなうものになる」と期待感を示した。