《ウクライナ軍が要衝撤退 親ロ派、重火器撤去開始》
2015.02.18 共同通信
【キエフ共同】ウクライナのポロシェンコ大統領は18日、東部の要衝デバリツェボで親ロシア派武装組織に包囲されていたウクライナ軍の完全撤退を命じ、既に8割が撤退したことを明らかにした。近く全ての部隊が退く。ロシアの軍事支援を受けた親ロ派は、停戦発効後の攻勢で実効支配の領域を大幅に拡大し、優位な立場を確保した上で、ウクライナ側に和平合意の履行を迫る態勢を整えた。
親ロ派「ドネツク人民共和国」は18日、前線からの重火器撤去を始めたと発表した。
写真:18日、ウクライナ東部デバリツェボ周辺から戦車で撤退するウクライナ兵(ロイター=共同)