テレ朝、米国の水爆実験による健康被害の特集番組の副題「フクシマの未来予想図」を、ネット等の批判を受け、謝罪なく削除。
朝日新聞は2014年、福島第一原発の吉田調書捏造報道と慰安婦問題捏造報道で、謝罪し社長が辞任しましたが、このマスメディア集中排除原則にも抵触する「朝日新聞グループ」は、社会に有益な存在ではないのではないか?
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《福島在住ライターがテレ朝に怒り「説明責任果たすべきだ」 「ビキニ事件」副題削除も鎮火せず》
2017.08.04 ZAKZAK
テレビ朝日が、米国の水爆実験による健康被害を特集した6日放送予定の番組「ザ・スクープスペシャル マーシャル諸島・アメリカ徹底取材! ビキニ事件63年目の真実」に「フクシマの未来予想図」と副題を付け、ネット上で批判が殺到、同局は副題を削除した。しかし、福島県在住で風評被害と戦ってきたフリーランスライターの林智裕氏は「テレビ朝日は説明責任を果たすべきだ」と怒りをあらわにする。
「広島原爆の日」の8月6日に放送される同番組のホームページ(HP)によると、1954年の米国による水爆の実験場となったマーシャル諸島とその元島民、マグロ漁船「第五福竜丸」の元乗組員らを取材。米国で核実験に関する「衝撃的な機密文書を多数発掘」したとする。
HPには当初、前述のサブタイトルや「63年経った今も帰れないマーシャル諸島の故郷の島。それは、フクシマの未来予想図なのか?」という文言が記載されていた。
水爆実験による放射能汚染と、福島第1原発事故を同列に並べているように読めるため、ネットなどで批判が相次いだ。同局は「誤解を生じかねない」として副題を削除、HPの内容も修正したが、福島県在住で、「福島関連デマを撲滅する!」プロジェクトの立ち上げメンバーでもある林氏はこう憤る。
「報道ステーションなどでもたびたび見られたが、同局は震災後にしばしば福島に対する誤解を誘導させる、いわゆるほのめかし報道を繰り返してきた。今回も『フクシマの除染は無駄だ! 除染しても人の住める土地には戻れないのに、除染したからと安倍政権は原発事故をなかったことにしようとし、住民を強制的に帰還させている!』として政権批判のプロパガンダに利用しようとしたのは明確だ」
その上で「こうした意図を正当化できるはずもなく、だからこそ、謝罪や弁明は全くないまま『誤解を招く』という意味不明な説明にとどまっている」と続けた。
林氏が最も怒りを覚えたというのが、マーシャル諸島のロンゲラップ島を取材した同局アナウンサーのブログだという。
「『除染が済んだというアメリカの指示に従って帰島。しかしその後、甲状腺がんや乳がんなどを患う島民が相次ぎ、女性は流産や死産が続いたそうです。体に異常のある子供が生まれるということも』などと語ったことだ。これは、除染の完了などでの避難指示解除に伴って『帰福島』が進みつつある被災地への当てこすりでしかない」
政府を信じて帰還したらお前たちもこういう運命になる-。そうした印象を視聴者に残そうとしたと林氏はみる。「そうでなければ、放射性物質による被曝(ひばく)量がケタ違いに異なるなどの条件を無視してまで、この文脈で『フクシマの未来予想図』などというサブタイトルを付ける理由はない」と断じた。
林氏は続ける。
「誤解があるというのなら、テレビ朝日は説明責任を果たすべきだ。ダンマリを続けるならば、多くの批判が的を射ており、反論すらできないのだと見なされるのは当然だろう」
福島からの叫びはテレビ朝日に届くのだろうか。
写真:ネットを中心に批判が殺到したテレビ朝日
http://www.zakzak.co.jp/ent/news/170804/ent1708042391-n1.html
https://www.facebook.com/koichiro.yoshida.jp/posts/823357791165092