蓮舫氏の民進党代表辞任とマスメディアへの挽歌

今回、蓮舫氏の民進党代表辞任に至るまで、多くのマスメディアは、蓮舫氏と民進党を必死に支えるかの様に、二重国籍問題について、海外の閣僚や議員辞職の事例を含めて報じようとせず、国民が問題意識を持たない様に努力し続けていた。

蓮舫氏の民進党代表辞任は、それにも拘らず、ネットを牽引力に国民の間に広がった同氏への不信によって生起したものだ。

その意味で、マスメディアは、権力や不正を監視し正す「社会の木鐸」などという自己認識と立場を自ら貶めた上に、その結果として社会からその価値や存在意義、信頼性を失いつつある事を示している。

マスメディアは「もり」「かけ」騒ぎで安倍内閣の支持率を引きずり落とす事に成功して全能感に酔い痴れているかもしれないが、その代償は大きいであろうし、そうしなければならない。