05/26/2016 10:57:36 PM

本5月27日、舛添都知事が自らの公私混同疑惑について釈明会見を行っている。全く聞くに堪えない。

海外を除く視察54回の中で、美術館・博物館の視察が39回で全体の7割超である事について質問されると、「視察をしないから他の分野の政策立案ができない訳ではない」旨の釈明を行った。

福祉、教育、環境、経済、防災…。視察もせずに適切な政策を立案できる訳がないが、他の分野でできると言うならば、美術に関する政策も視察せずに立案できなければおかしい。美術館の視察も一回も必要なかった筈だ。美術品を公金で多数購入してもいるのだから。

屁理屈が立つという事と、まともに職務に取り組む事の違いを理解できない「政治活動」を続けてきた者に、たとえ関心がなくともまんべんなく各分野の視察をする「アリバイ作り」すらできなかった、行動と思考の稚拙な者に、都政のトップを委ねる事ができない事を、なぜ理解できないのだろうか。辞めよ。

《【舛添知事公私混同疑惑】舛添知事、視察の7割超が展覧会 保育所・介護施設はゼロ》
2016.05.22

 政治資金で美術品を大量購入し「公私混同」との批判を集めている東京都の舛添要一知事が今年4月までの1年間に、都内の美術館・博物館の視察を計39回にわたり繰り返していたことが21日、産経新聞の調べで分かった。海外を除く同期間の庁外視察は計54回で、美術関係の視察が全体の7割超を占め突出している。

 こうした視察はいずれも公開されている予定表には掲載されず、一般に知らされないまま行われていた。舛添氏は美術品を趣味だと公言しており、識者は「公務の名を借りた『個人鑑賞会』だったと疑われても仕方がない」と指摘している。

 舛添知事の「日程表」を産経新聞が情報公開請求して判明した。日程表によると、舛添氏は平成27年5月~28年4月、「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」(江戸東京博物館)や「最後の印象派展」(損保ジャパン美術館)などを計39回視察した。展覧会が開かれるたびに視察を行い、同じ美術館を何度も訪れていた。30分から1時間滞在する例が多く、最長は昨年5月の「ルーヴル美術館展」(国立新美術館)の1時間40分。

 知事専用の公用車の運行記録と突き合わせると、ほぼすべてで公用車を利用。1日に2つの展覧会を“はしご”した日が4回あったほか、自宅から美術館に直行した例もあった。

 一方、美術館・博物館以外の視察は計15回で、防災や交通関連が目立つ。福祉施策の充実を掲げる一方、保育所や介護施設の視察は0回だった。

 日本大の岩井奉信(ともあき)教授(政治学)は「文化振興も重要な施策の一つとは思うが、他の分野に比べ、頻度が多く、バランスを欠いた印象だ。趣味ではないかと疑われる余地がある。日程を公表せず『お忍び』で行くのも、やましいところがあるからではないか」と指摘している。

 舛添氏は政治資金を使い美術品や絵画などを大量購入していたことが発覚。市民団体の政治資金オンブズマンは19日、「舛添氏の嗜好品にすぎない」とし、政治資金規正法違反(虚偽記載)や業務上横領罪で舛添氏らを告発する文書を東京地検に送付している。

http://www.sankei.com/politics/news/160522/plt1605220007-n1.html

https://www.facebook.com/koichiro.yoshida.jp/posts/591147631052777