中国共産党独裁政府の過酷な弾圧占領下にあるチベット。抗議の焼身自殺が相次ぐ中、チベット語に罰金。
国民を人質に取られているチベット亡命政府は「自治を要求」としか言えませんが、私はチベットの独立を支持します。
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《中国のホテル、チベット語使用で罰金 8900円 少数民族への引き締め》
2016.01.12 産経新聞
米政府系放送局ラジオ自由アジアは12日までに、青海省黄南チベット族自治州同仁県のホテルで、従業員がチベット語を使ったら500元(約8900円)の罰金を取るとの張り紙が出されたと伝えた。少数民族への引き締め策の一環とみられる。
習近平指導部は、チベット族に対する社会主義教育や中国語教育を強化する方針を打ち出しており、抑圧的な政策には反発が絶えない。
ラジオ自由アジアは、チベット族の女性作家ツェリン・オーセルさんがインターネット上に張り紙の写真を投稿したとしている。写真はネット上で転載され「少数民族の言葉への差別だ」など批判する書き込みもあった。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/160112/wor1601120076-n1.html
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《「中国開発で氷河消失が加速」チベット亡命政府首相インタビュー ダライ・ラマ制度は「必ず存続」》
2016.01.10 産経新聞
来日中のチベット亡命政府のロブサン・センゲ首相は9日、都内で産経新聞の取材に応じ、中国による開発でチベット高原の氷河の溶解が加速し「アジアの水源が深刻な危機にひんしている」と強調した。チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世が廃止の可能性に言及している輪廻(りんね)転生制度については「必ず存続される」との見方を示した。
センゲ首相はチベット自治区内の政治状況について「近年、中国政府は生体認証機能のあるIDカードの所持をチベット人に義務付け、移動の厳格な管理を通じて政治活動を制限している」と分析した。
また自治区成立から50年を迎えた昨年、中国政府が公表した「チベット白書」の中で「史上最も輝く黄金時代を迎えている」と主張したことに触れ、「チベットは中国にとって金の卵を産む黄金のガチョウにすぎない。資源を搾取し、政治的にはチベット人を差別している」と訴えた。
また、自治区では環境破壊も深刻化していると指摘。世界の氷河の約15%を擁するチベット高原周辺の氷河について「高原の気温が世界平均の2~3倍のペースで上昇し、氷河の消失が加速している」と述べ、その原因として地球全体の温暖化に加え、中国政府による現地でのインフラ整備や資源開発、人口流入などを挙げた。
http://www.sankei.com/world/news/160109/wor1601090044-n1.html
https://www.facebook.com/koichiro.yoshida.jp/posts/535827076584833