日本側の毅然とした対抗策のないまま、米国における韓国の捏造「慰安婦性奴隷強制連行虐殺」宣伝は、どんどん進んでいきます。国内においても「戦争の反省」を口実に売国・亡国を進める者と戦わなければなりません。
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《【LA発 米国通信】米作家の「反日=慰安婦小説」宣伝利用する韓国系 在米邦人苛立ち「日本の広報戦略は?寿司やラーメン宣伝してどうする」》
2015.02.05 産経新聞
旧日本軍による慰安婦強制連行をテーマにした小説で、「日本の蛮行」を米国社会に浸透させようとしている反日韓国系団体。政治や外交ではなく、一般の人々にもなじみやすい文化を通じたアピール戦略といえるが、もはやそのツールは小説だけにとどまらない。対する日本も対外広報戦略を進めるというのだが…。
小説は「ドーターズ・オブ・ザ・ドラゴン(竜の娘たち)」。旧日本軍に強制連行された朝鮮姉妹が「性奴隷」となり、生き残った者たちの戦後の苦悩などを描いたストーリー。作者はミネソタ州在住のウィリアム・アンドルーズ氏。
韓国メディアによると、アンドルーズ氏は61歳。1986年に韓国・蔚山(ウルサン)で生後4カ月の娘と養子縁組した。娘が自分のルーツを忘れないように、韓国の歴史を調べるようになったという。大学図書館で資料を読みあさり、韓国人の大学教授やワシントンDCの韓国大使館の助けを得て「竜の娘たち」を書き上げた。
韓国の歴史を調べる過程ですでに、韓国系の意向が反映されているのだ。
■ 漫画、ドキュメンタリー…消えない映画化への懸念
韓国系団体は、ロサンゼルスやその近郊でのアンドルーズ氏のサイン会を開催。米国社会に小説を紹介することで、戦時中の日本軍の残虐さを訴えた。
アンドルーズ氏はその際、グレンデール市の慰安婦像を訪れ、いすに座った像に小説を持たせるように置き、自分もその横に座って記念撮影をした。その写真は韓国メディアにニュースとして掲載され、宣伝効果はさらに高まった。
サイン会を主催した韓国系団体の関係者は韓国メディアに「米国の人々は、米国の作家が日本軍慰安婦の被害者の人生を描いたことにかなりの関心を示した。米国人の目で見た日本軍慰安婦の実態が客観的に記述されているからだ」とコメントした。
小説以外の文化ツールとしては、慰安婦漫画が知られているが、最近は、元慰安婦を名乗る女性らも出演するドキュメンタリーの上映会なども行われている。ニューヨーク州プレーンビュー市の図書館で今月16日、韓国系団体が慰安婦問題を扱った「One Last Cry」を一般市民対象に公開した。
中国で反日映画や反日ドラマが多く制作されているように、韓国でも今後、慰安婦をテーマにした映画などが作られ、それが米国に持ち込まれる懸念もある。
■ 「すし?アニメ?」 見えない日本の広報戦略
韓国や中国が米国などを中心に国際社会で歴史問題に関して日本バッシングを強めていることを念頭に、日本は対外広報活動を強める目的で主要都市に「ジャパンハウス」を設置するというが、その内容はなかなか見えてこない。
第1弾として、英国・ロンドン、ブラジル・サンパウロ、米ロサンゼルスに設置されることが決まっているが、そもそもその3都市では広報の力点を置き方が違ってくるのではないか。
英語での発信といい、文化ツールを使った戦略といい、韓国・中国系はこれまでさまざまな戦略を練り、それを実践してきた。「日本文化を紹介する施設ともいわれていますが、すしやラーメン、アニメを紹介して、どうなるのでしょうか」。反日活動を食い止めようとしている在米日本人らの不安は増大している。
写真:小説「ドーターズ・オブ・ザ・ドラゴン(竜の娘たち)」の表紙(Amazonの通販サイトから)
http://www.sankei.com/premium/news/150128/prm1501280009-n1.html