習主席、新たに制定した「抗日戦争勝利記念日」に、旧日本軍の「蛮行」を強調、「抗日戦争勝利」と中国国民の「愛国心」を讃え、「中国は中日関係の発展に努力し発展を望んでいる」「日本側は歴史問題に善処すべきだ」。突っ込み所満載です。
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《中国、抗日戦争勝利記念の式典を初開催 習近平国家主席が重要講話発表》
2014.09.04 産経新聞
【北京=川越一】中国の習近平国家主席は3日、今年2月に新たに制定された「抗日戦争勝利記念日」にあたり、「中国は中日関係の発展に努力し、中国共産党、中国政府、中国中央軍事委員会は中日関係の長期の安定的で健全な発展を望んでいる」などとする重要講話を発表した。昨年12月の安倍晋三首相による靖国神社参拝後、習氏が公の場で日中関係改善に意欲を表明したのは初めて。
習氏は同日、党最高指導部メンバー全員とともに、北京市郊外の盧溝橋に近い中国人民抗日戦争記念館で開催された「抗日戦争勝利記念日」の記念式典に出席。式典での演説は控えたが、中国国営新華社通信などによると、北京の人民大会堂で開かれた「抗日戦争勝利」に関する座談会で、中国共産党、中国政府、中国中央軍事委員会の幹部を前に「重要講話」を行った。
そのなかで習氏は、戦時中の旧日本軍の「蛮行」を強調。「抗日戦争勝利」を「偉大な勝利は永遠に中華民族の歴史に刻まれ、人類の平和の歴史に刻まれる」と位置づけ、中国国民の「愛国心」をたたえた。
一方、「日本側は歴史、人民、未来に対し責任ある態度で、中日友好、アジア地域の安定という大局から歴史問題に善処すべきだ」と、3日に発足した第2次安倍改造内閣を牽制。11月に北京で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に、歴史問題では譲らない姿勢を示しつつ、日中首脳会談の実現に含みを持たせた形だ。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140904/chn14090400080001-n1.htm