米、露軍の北方領土での軍事演習を受け「米国は日本の主権を確認」。現在のクリミア・ウクライナ情勢を背景に、対露制裁各国から同様の明確な支持を取り付ける努力をし、米国の協調を求めるべきです。私自身は樺太の返還まで求める立場ですが。
—
《米「日本の主権を確認」 ロシア軍の北方領土演習で》
2014.08.14 産経新聞
米国務省のハーフ副報道官は13日の記者会見で、ロシア軍による北方領土での軍事演習に関連して「米国は日本の主権を確認している」と述べ、北方領土問題で日本を支持する米政府の立場を重ねて表明した。
ロシア軍の演習そのものについては具体的な言及を避けた。タス通信によると、演習は12日に始まり千人以上が参加。攻撃ヘリコプター5機のほか、100両以上の車両や空挺部隊も加わっている。日本政府は13日、ロシア側に厳重抗議した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140814/amr14081407350001-n1.htm
—
《新型無人航空機も投入 露 北方領土での軍事演習》
2014.08.13 産経新聞
【モスクワ=佐々木正明】ロシア国防省は12日、北方領土の国後島と択捉島で軍事演習を始めたと発表した。演習にはロシア軍東部軍管区に所属する兵士千人以上のほか、軍用車両100台、攻撃用ヘリコプター5機が投入され、北方四島で行われる軍事演習としては近年で最大規模とみられる。日本政府はロシア側に演習の中止を事前に求めたが、ロシアは要請を拒否して実施に踏み切った。
ロシア国防省によると、今回の演習では、東部軍管区内の各部隊間の連携の確認や、島から島への部隊の移動に習熟するための上陸訓練などを実施する。イタル・タス通信によると、今回の演習にはロシア製の新型無人航空機も投入されているという。
北方領土には、島の守備を主任務とするロシア軍の1個師団が駐留。メドベージェフ前政権時代の2010年、四島の駐留部隊の装備の更新や軍施設の拡充・整備に着手するなど、軍備の近代化を積極的に進めている。
ロシア軍は8月上旬、ウクライナと国境を接する西部軍管区と中部軍管区の管轄領域で大規模な空軍演習を実施し、ウクライナとの軍事的緊張が高まった。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140813/erp14081319470001-n1.htm
—
(関連)
《日本政府、ロシア軍事演習に厳重抗議 北方領土交渉に影響》
2014.08.13 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140813/plc14081321420013-n1.htm