中共独裁政権に弾圧されているウイグル人が、罪状として「『聖戦』を呼び掛けた」と我が国で報じられるのは、ほぼ初めてではないでしょうか。イスラム教徒であるウイグル人が「ジハード(聖戦)」を決意したのであれば、局面は大きく変わります。
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《「聖戦」呼び掛けた5人に実刑 中国新疆、見せしめか》
中国新疆ウイグル自治区カシュガルの二つの裁判所はこのほど、「聖戦」を呼び掛けたなどとして、国家分裂罪などに問われた5人に、懲役15~7年の実刑判決を言い渡した。中国メディアが9日、伝えた。
5人がどの民族かは明らかになっていないが、ウイグル族とみられる。ウイグル族に絡む暴力事件が相次ぐ中、「見せしめ」の効果を狙ったとみられる。
判決は通常の法廷ではなく、地元幹部や学生ら市民約300人を集めた「大会」で言い渡された。
中国メディアによると、5人は極端な宗教思想を宣伝する映像を広めたほか、アフガニスタンやパキスタンで聖戦を行う準備をしたとされる。中国では4月30日に同自治区のウルムチ駅前で爆発事件が起きるなど、ウイグル族に絡む事件が相次いで発生し、中国当局は取り締まりを強化している。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140509/chn14050913460005-n1.htm