《河野談話「見直し考えていない」首相が明言 「歴史問題を政治・外交問題化すべきでない」》
「慰安婦の強制連行など無い」という歴史の真実を世界に明らかにされては不都合な諸国からのなりふり構わぬ圧力に接し、外交上の得失を色々と検討した上での、苦渋の判断だとは思います。また、我々の預かり知らぬ次の一手を準備されているのかも知れません。しかし、今目の前で起きている事しか情報のない我々としては、そこから判断する他ありません。
短期的な外交的配慮の為に、永遠である真実を歪める行為は誤りであり、「河野談話」の見直しを考えていないと明言する事は、「戦後レジームからの脱却」を挫折させる、戦後ずっと続いてきた敗北外交を拡大再生産させる行為でしかありません。残念です。しかし、屈しません。新たな戦いをまた始めましょう。
以下、記事。
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安倍晋三首相は14日午前の参院予算委員会で、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の「河野洋平官房長官談話」について「安倍内閣で見直すことは考えていない」と明言した。すでに菅義偉官房長官が記者会見で談話見直しを否定しており、首相が改めて強調した格好だ。自民党の有村治子氏への答弁。
首相は「政治家、特に行政のトップにあるものは歴史に謙虚でなければならない」と説明。その上で、慰安婦問題に関し「筆舌に尽くし難い、つらい思いをされた方々のことを思い、非常に心が痛む」と語った。
過去の「植民地支配と侵略」への「心からのおわびの気持ち」などを表明した7年の「村山富市首相談話」にも触れ、「歴史認識については歴代内閣の立場を全体として引き継いでいる」と言明。さらに「歴史問題は政治・外交問題化されるべきものではない。歴史の研究は有識者や専門家の手に委ねるべきだ」との考えも示した。
一方、菅氏は河野談話の作成経緯の検証に関し、韓国側とのすり合わせについて「談話作成過程の実態を把握することが必要だ。しかるべき形で明らかにすべきだ」と重ねて言及した。