《【ウクライナ情勢】クリミア投票前にタタール人懐柔に躍起 プーチン氏も乗り出す?》
シベリアなどへ強制移住させられ反ロシア感情の強いクリミア・タタール人の支持を得る為、ロシア側も必死の様です。
以下、記事。
—
ロシア編入へ向かうウクライナ南部クリミア自治共和国が住民投票を前に、ボイコットを宣言したクリミア・タタール人の取り込みに躍起だ。少数民族を無視して強行すれば批判を呼ぶのは明白な上、ロシア統合後の不安要素を取り除きたい思惑も。議会は露骨な懐柔策を打ち出しプーチン大統領も乗り出してきた。
11日、自治共和国の最高会議(議会)はクリミア・タタール人の権利回復をうたう決議を採択。決議にはクリミア・タタール語を公用語として認めることや、議席割り当てなどが盛り込まれた。クリミア・タタール人でつくる自治組織「民族会議」のチュバロフ議長は住民投票に反対する立場は変わらないとしながら、決議には「求めてきたことの多くが含まれている」と一定の理解を示した。
クリミアのメディアは11日、この日モスクワに向かった民族会議の元議長ジェミレフ氏が、プーチン氏にロシア大統領府に招待されたと報じ「強い政治的動きであると同時に、わなだ」との見方を紹介した。