2014/03/01 1:11

《長野3人強殺、二審は無期=裁判員の死刑、3度目破棄−東京高裁》

3人を殺害しても死刑が重すぎると、一審の裁判員裁判の判決を破棄。無期懲役という事は、殺人犯はまた出所してくる訳です。
昨年6月にも、妻子を殺した罪で服役を終えた半年後、別の男性を強盗殺人した殺人犯を死刑とした一審の裁判員裁判判決を破棄し無期とした判決など、一審の死刑判決を破棄した3例は全てこの村瀬均裁判長が担当しました。
殺された被害者の命を軽んじ、導入された裁判員裁判を貶め、国民の量刑感覚から乖離した村瀬均氏には裁判官を続けてほしくありません。

以下、記事。

 2010年に長野市の会社経営者一家3人を殺害し現金を奪ったなどとして、強盗殺人と死体遺棄の罪に問われ、一審長野地裁の裁判員裁判で死刑とされた元従業員池田薫被告(38)の控訴審判決が27日、東京高裁であった。村瀬均裁判長は一審判決を破棄し、無期懲役を言い渡した。
 最高裁によると、控訴審が裁判員裁判の死刑判決を破棄したのは3例目。いずれも村瀬裁判長が担当した。
 村瀬裁判長は事件を主導した元従業員伊藤和史被告(35)=上告中=について、20日の判決で一審の死刑を支持していた。同松原智浩被告(43)も一、二審で死刑とされ、上告中。
 村瀬裁判長は、池田被告が犯行当日に急きょ呼び出され、伊藤被告が殺害を始めたため、巻き込まれる形で加わったと認定。「池田被告自身の主体的な動機で犯行に参画したとする一審の判断は誤っている」と述べた。
 さらに「殺害時点では現金を奪う認識は強くなく、金銭目的で加担したと言えない」と指摘。伊藤、松原両被告とは役割に違いがあるとし、「行為責任は限定的に考えなければならず、死刑は誠にやむを得ないとは言えない」と述べた。

(関連)
《東京・南青山の強殺、二審は無期懲役 死刑判決を破棄》
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1905W_Q3A620C1CC0000/