《特定秘密保護法 「朝日文化人」のデマと妄想【山際澄夫】》
朝日新聞と「朝日文化人」への正鵠を射た論評です。
以下、記事冒頭。
—
元旦の未明に、テレビ朝日系列の『朝まで生テレビ』に出演した。
テーマのひとつは、安倍晋三首相の靖国参拝についてだった。司会の田原総一朗氏を含む十四人の出演者のなかで明確に靖国参拝を擁護し、「国内法的にはA級戦犯はいない」と主張したのは私一人だけだった。
しかし、討論を観てスタジオに電話で寄せられた意見は「賛成七一%、反対二九%」だった。パネリストの一人、古市憲寿氏は「科学的には意味のない数字」と負け惜しみを言ったが、新年を討論を見て過ごした視聴者の多くは安倍首相の靖国参拝を支持していたのである。
日本のマスメディアはもう、国民から見捨てられつつあるのではないだろうか。
安倍政権に対する評価も、マスメディアと世論は正反対である。
特定秘密保護法、それに続く首相の靖国参拝をめぐってのテレビや新聞の安倍叩きは、マスメディアは政治団体の届け出をしたほうがいいのではないかと思えるほどだった。
だが、そこまで叩かれたにもかかわらず、安倍政権の支持率は平成二十六年に入って再び上昇、調査によっては六割以上に達している。これほど、マスメディアが国民感情からかけ離れていることを物語る事実はあるまい。
おそらく、普通の国民にしてみれば、マスメディアが袋叩きにする特定秘密保護法や靖国参拝よりも、反安倍一色のマスメディアのほうが、そら恐ろしく感じられたのではないだろうか。中国、韓国の内政干渉を喜んで招き入れる姿勢に、「いったいどこの国のメディアか」と危機感を抱いた国民も多かったはずだ。
世論からずれまくるマスメディアにそれでも迎合していたのが、マスメディアにちやほやされる文化人である。
特に、大野博人論説主幹が〈成立を阻むべきだ〉とまでアジった朝日新聞の紙面には連日、特定秘密保護法に反対し、安倍政権をボロクソにけなす文化人のコメントが掲載され続けた。
その発言は、ほとんどすべて北朝鮮の核やミサイル、また中国による尖閣諸島侵略など、特定秘密保護法の制定を急ぐことになった日本が直面する危機には触れず、日本が戦争への道をひた走っているなどという習近平や朴槿惠が喜びそうなデマ(流言飛語)、妄想の類ばかりだった。
以下は、デマと妄想を垂れ流した朝日文化人のトンデモ発言の記録だ。