《中国で貧富の差拡大、ネット関連報道は次々削除》
ジニ係数0.717! 社会騒乱多発の警戒ラインは、0.4です。これは中国が世界で最も貧富の格差が酷い国だという事を意味します。この数字を中国の一般国民が広く知る事になったら…、憤激し革命の恐れすらある数字です。
以下、記事
23日付の中国紙・南方都市報によると、西南財経大学(四川省成都)の研究チームは、中国の全世帯の10%を占める富裕層が、全国の総資産の63・9%を所有しているとする「格差」の現状を伝える調査報告書を作成した。
中国の富裕層のうち、上位1%の平均年収は115・2万元(約1930万円)に達する。これに対し、2012年の都市労働者の年間平均賃金は4万7000元(約80万円)にすぎず、1に近づくほど貧富の格差が大きいという「ジニ係数」では、13年は0・717だったと試算した。国家統計局が1月に発表した0・473という数値とも大幅な開きがあった。
関連の報道は、インターネット上で次々と削除され、当局が問題視している可能性がある。米国では2012年、上位10%の富裕層が総所得の50・4%を占めたとされるが、中国で頻発する暴動などの社会不安の原因ともなる格差は、これを上回る規模となっている。