《海域紛争、ペルーが部分勝訴=国際司法裁判決》
従来の境界は緯度で決めていたのでしょうか。ペルーに著しく不利な境界でした。
以下、記事。
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国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は27日、南米のペルーとチリが争っている海域境界をめぐる訴訟の判決で、チリが管理下に置いている海域の一部がペルー側に属するとし、現状を変更する判断を示した。
問題となったのは、ペルーとチリの国境から太平洋の沖合200カイリにかけての海域。ペルーは2008年に境界画定を求めて提訴し、チリは1950年代に解決済みだと反論していた。
判決は、漁業資源が豊富な沖合80カイリまでの海域については以前から両国間で境界に関する合意が成立しているとしてチリ側の主張を認めた。一方、合意がない80~200カイリについては、新たに両国の海岸から等距離のほぼ直線を境界として示し、最終的に両国で画定するよう求めた。