《赤の広場で 「戦勝」のタブー》
「ソ連は中立条約を破って対日参戦し、日本降伏後も一方的侵攻を続けたのだ、と。対独戦との違いを明確にしておかねば、後世に大きな禍根を残す。」
その通りです。
以下、記事抜粋。
—
では、12日付紙面でお伝えしたリベラル派テレビ局の場合はどうか。レニングラード(現サンクトペテルブルク)攻防戦に関する世論調査で、「数十万人の犠牲を避けるために同市を明け渡すべきだったか」との設問が問題視され、局は閉鎖の危機にひんしている。
プーチン政権が「戦勝」を国際的地位の確保や国民統合のよりどころとするあまり、もはや歴史をめぐる議論自体が「タブー」になった観が強いのだ。
この状況だからこそ、わが国は粘り強くロシア社会に説くべきだと思う。ソ連は中立条約を破って対日参戦し、日本降伏後も一方的侵攻を続けたのだ、と。対独戦との違いを明確にしておかねば、後世に大きな禍根を残す。