《台湾海巡署、金門島海域で越境操業の大陸漁船を取締り》
金門島は、1958年の金門砲戦で知られる、中国大陸から僅か2kmの距離にある面積約150km²、人口約11万人の島嶼です。
馬祖島と共に、中国大陸に付属する島嶼の中で、唯二、中華民国(台湾)政府の施政下にある「領土」です。
台湾本島から遠く離れ中国大陸に三方を囲まれたこの金門島の海域で、台湾の海巡署(海保に相当)が、中国大陸側から越境侵入して不法操業する漁船の排除・取締り・漁網撤去を実施しています。
主権国家として当然の行為ですが、複雑で厳しい中台関係の中にあって、私はある種の感銘を受けました。