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東京都知的障害者育成会大会 吉田康一郎 挨拶
          「東京都知的障害者育成会大会」 厚生委員会委員長挨拶(平成24年7月13日)

                                          東京都議会議員 吉田 康一郎

ただいまご紹介いただきました東京都議会厚生委員会委員長の吉田康一郎でございます。

初めに、東京都知的障害者育成会の皆様が、これまでに障害者福祉の充実に大変なご尽力を重ねてこられたことにつきまして、心より敬意を表させていただく次第です。

次に、都議会厚生委員会委員長として、障害者児福祉に対する東京都ならびに東京都議会の取組について、一言、御報告させていただきます。

どんなに障害が重くても、障害者が自らの生活や人生の在り方を選択し、人間としての尊厳を持って生活できるようにすることが、都ならびに都議会の障害者施策の目指す所です。
障害者がハンディキャップを乗り越え、持てる力を十分に発揮できるよう、地域で安心して暮らせる、当たり前に働ける社会、全ての都民が共に暮らす地域社会の実現を目指し、都は「第三期障害福祉計画」を定めました。
必要なサービス量の確保に向けて、通所施設やグループホーム等、4,810人分の基盤整備を促進していきます。

また、先般、国では障害者総合支援法が成立しました。
その中で、「障害程度区分」が「障害支援区分」に改められ、知的障害のある方の特性に応じた認定となるよう、適切な配慮を行うこととなりました。
意思決定支援の在り方につきましても、法の施行後3年を目途として検討することとなりました。

都議会といたしましては、今後も国の動向を十分注視しながら、都と真摯な議論を交わし、協力し、引き続き、東京都知的障害者育成会の皆様と共に、障害者施策のより一層の充実を図って参ります。

私事ながら、私の双子の弟が、知的障害者でありました。26歳で亡くなるまで、家族として共に暮らしておりました。知的障害者の家族の皆様のご苦労につきましては、私も身を以って知っている部分がございます。今後とも、一家族として、一議員として、思いを持って取り組んで参ることを申し添えさせて頂きます。

結びに、東京都知的障害者育成会の益々のご発展と、本日ここにお集まりの皆々様のご健勝を祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。
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