南シナ海における共産中国の侵略を許さない

仲裁裁判所の判決にある通り、共産中国の主張には何の正当性もありません。

航行の自由を守る行動は当然の事であり、我が国も同作戦に参加すべきです。

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《米軍艦、スカボロー礁12カイリ内を航行 初の「自由」作戦か、中国側は「強烈な不満」》
2018.01.20 産経新聞

【北京=西見由章】中国外務省の陸慷報道官は20日声明を発表し、中国が「領海」と主張する南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)から12カイリ(約22キロ)内の海域に17日夜、米海軍のミサイル駆逐艦「ホッパー」が中国政府の許可を得ずに進入したとして「強烈な不満」を表明した。トランプ米政権は南シナ海で「航行の自由作戦」を少なくとも4回実施しているが、スカボロー礁周辺では確認されていなかった。

陸氏は「米側が直ちに誤りを正し、このような挑発行為を停止し、中米関係と地域の平和と安定を損なわないよう強烈に求める」と抗議し、中国の主権を守るために「必要な措置」をとると強調した。

また中国国防省の呉謙報道官も20日声明を出し、スカボロー礁の近接海域に進入した米軍艦を中国海軍のミサイルフリゲート艦「黄山」が識別調査し、警告を与えて追い払ったと主張。中国軍が今後、「海空のパトロールと警戒を強化する」と言及した。

フィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるスカボロー礁は2012年に中国がフィリピンを追い出し実効支配を開始。これを受けてフィリピンが国連海洋法条約に基づく仲裁裁判に訴え、南シナ海における中国の主権主張を全面的に退けた16年7月の裁定につながった。

南シナ海での防空識別圏設定を狙う中国は、パラセル(中国名・西沙)諸島やスプラトリー(同南沙)諸島に続いてスカボロー礁の埋め立てと軍事拠点化の機会をうかがっている。

(写真:記者会見する中国外務省の陸慷報道局長=2017年12月21日、北京(共同))

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http://www.sankei.com/world/news/180120/wor1801200023-n1.html