各会計決算特別委員会 (インキュベーション<起業支援>施設について)
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平成21(2009)年10月14日
各会計決算特別委員会
〇吉田委員 このご説明の中で、インキュベーション施設のお話がございました。一般的に創業時には資金面で苦労されるということが多いわけで、低廉な家賃でオフィスを貸すというインキュベーション施設は、創業しようという者に大変な助けになると思います。そして、都でも、このベンチャー支援施設を展開しているわけですけれども、この規模と、そしてそのねらいについてお伺いをいたします。
〇山手商工部長 都では現在、空き庁舎を活用するなどしまして、八施設で合計二百二十三室のインキュベーション施設を提供してございます。これらの施設は、創業、ベンチャー企業に対しまして、低廉な賃料でオフィスを提供するとともに、販路開拓や資金調達に関するアドバイス等の支援を行うことで、ベンチャー企業等が最も困難な創業直後の数年間を乗り越えやすくするものでございます。
〇吉田委員 八つのインキュベーション施設を提供しているということでありましたが、この中の一つは、私の地元中野、中野新橋で運営されている東京コンテンツインキュベーションセンターというものであります。私も地元でありますので何度か見学をさせていただいているんですけれども、せっかくいろいろお取り組みをしていただいていて、このインキュベーションセンターの実績、これについてお伺いをいたします。
〇山手商工部長 ただいまお話がございました東京コンテンツインキュベーションセンターは、今後成長が見込まれるコンテンツ・アニメ産業に特化した施設でございまして、業界内でさまざまな業務経験を有しかつ企業支援のノウハウも有するインキュベーションマネジャーが常駐いたしまして多面的な支援を実施してございます。昨年八月の開設から累計二十八社が利用しておりまして、例えば、個人デザイナーとウエブデザインの発注を結びつける事業を立ち上げた企業などは、入居時に比べ売り上げが二十倍、従業員数が二倍となりまして、オフィスが手狭となりまして、他の一般のオフィスに移って、順調に成長してございます。
〇吉田委員 ありがとうございます。 都はしっかりと支援をして、企業が育っているという本当のことをお伺いしてうれしく思います。地元からこのような企業が輩出されていくことは、地域にとっても産業経済の活性化に貢献するものでありまして、本当に地元から見てもありがたいことであります。こうした創業支援策を本当に引き続きしっかりと推し進めていただきたいと思います。
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